統合失調症の診断基準

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統合失調症の診断基準

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今回は、精神病の分類にある統合失調症の診断基準について、ポイントをまとめてみたいと思います。統合失調症については、家族や知人にそういう人がいないとなかなか情報が入ってこない心の病ですが、実は100人に1人がなる病気ですので、決して珍しい病気ではないのです。

 

統合失調症の診断基準と解説

 

症状と診断基準は以下のようになります。

 

A. 特徴的症状:以下の症状のうち2つ以上、おのおの1か月ほとんどいつも存在すること。

1. 妄想

2. 幻覚(幻聴、幻視)

3. まとまりのない会話(頻繁な脱線や滅裂)

4. ひどくまとまりのない行動、または、緊張病性の行動

5. 陰性症状(感情の平板化、思考貧困、または意欲の欠如)

 

B. 社会的または職業的機能の低下

障害の始まり以降の期間の大部分で、仕事、対人関係、自己管理などの面で1つ以上の機能が病前に獲得していた水準より著しく低下している。

 

C. 期間:基準Aの特徴的症状の徴候が少なくとも6か月間存在する。

 

解説

・Aの3の滅裂とは、支離滅裂というように、会話にまとまりがなく統一性を失った状態を指します。

・Aの4の緊張病とは、主に緊張病性昏迷と緊張病性興奮に分かれます。

 昏迷とは、意識はあるが、外界からの刺激に反応しなくなる状態です。

 興奮とは、いわゆる暴れること。周囲に害をなす可能性があるので注意が必要です。

・Aの5の陰性症状:感情の平板化とは喜怒哀楽がなくなること。

・Aの5の陰性症状:思考貧困とは、知的障害があるわけでもなく、簡単な会話ならできるのですが、少し長い会話になると、道筋があちこちにそれて、なにを言いたいのかわからなくなる状態です。

 

精神病は、基本自分が病気であるという自覚(病識)がないので、自分から行くというよりも、家族などの周囲が気付いて精神科に連れていくことになります。日本の精神科の一番のターゲットは、心身症でもなく、神経症でもなく、精神病なのです。また精神病院の入院者数の多くを占めるのは統合失調症者ですが、しかしすべてが入院というわけではなく、最初から外来通院で回復する場合も少なくはありません。神経症の場合は、自分が辛くて悩んでいて病識がありますので、自分の意志で病院にいくことが多いです。

 

余談ですが、統合失調症は内因性の精神疾患と言われていますが、精神科医の中には、トラウマから統合失調症が発症されるケースもあると考えている医師もいます。その場合は、統合失調症だけの治療だけではすまず、PTSDの治療も併せて行わなければなりません。しかし、実際には、統合失調症の診断のみに限定されて治療が行われるので回復が極めて難しいのが現状です。

 

 

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