マーガレット

 

今回は、比較的うまくいったかなと思えるわたしのカウンセリング(クライエント)体験について書きたいと思います。

 

うまくいったと思えたケース(一応面接終結までたどり着いたケース)は、今のところ2度ほどあります。ひとつは実は、妻と一緒に受けたカップルセラピーで、これは、およそ月1回の間隔で1年間にわたりやりました。もうひとつは、以前いま一でやめてしまったカウンセラーだったのですが、人柄がいい人だったので、もう一度彼でトライしたケースです。

 

うまくいったかなと思えた2つの要因

 

カップルセラピーも個人カウンセリングも、他の面接と違った点は、問題状況を具体的にはっきり特定させてからカウンセリングに臨んだことです。以前きいたことですが、やはりクラエイントが切羽詰まっていて、困っていることがはっきりしている場合のほうが、カウンセリングの進みはいいということでした。なんとなく話したいというのは逆に難しいみたいです。

 

それで、わたし(たち)の問題状況は、きれいに解決されたのかというと、両方とも必ずしもそうではないのですが、夫婦の問題、あるいは自分の問題を、人を入れて時間とお金を使って、それぞれのカウンセラーのリードの元で、様々な観点から検討し掘り下げることはできたように思います。それが結果的には、まあここまで話し合ったのだから、一旦これで終わらせてもいいか、という気持ちにさせたように思います。そしてなんとなく、まあまた自分(たち)でやってみようという気になったというところでしょうか。そしてこの人たち(カウンセラー)は、自分たちのために誠実に対処し、時間とエネルギーを使ってくれたということが伝わってきてそれで納得したということなのかもしれません。

 

また今回の2つのケースでは、わたし(たち)とカウンセラーとの相互の対話・やり取りが比較的多くなされていたように思います。問題状況の打開へ向けてともに話し合いながら面接を一緒に進めていったという実感がえられたのかもしれません。

 

ただ聴いてもらっているだけだと(そう自分が感じてしまうと)結局、独りで話している、みたいな感じになってしまって、それではやっぱりお金払って話を聴いてもらっている甲斐がないのだなあ、ということがよくわかりました。

 

すごい信頼関係が築けたとまではいかなくとも、ある程度の関係が築けて連帯感みたいなのが感じられると、続けてこの人と問題に取り組もうという気になるものかとわかりました。カウンセラーって、もっと尊敬できて、人間的にすごい人、というあこがれをもっていたけれど、なかなかそんな風にはいかない(出会えない)のかなと体験としてわかってきました。

 

以前に述べたうまくいかなかった体験談では、クライエント‐カウンセラーの人間関係の構築の時点でうまくいっていなかったように思います。そのつまずかせたポイントは各カウンセラーによって様々なのですが。なんかこの人ならというところまで関係が進まなかったので、それで力尽きて終わり、みたいな感じです。

 

ところで上述したうまくいったケースでは、主訴(問題状況)をはっきりさせてから行ったといいましたが、実際には、生きづらいけど本人にとって何が問題かがわからない場合もあるだろうし、また話しているうちに問題点が浮かび上がってくるということもあると思うので(わたしは当初そういうカウンセリングを期待していたのですが)、今度わたしがカウンセリングを受けるときは、話を聴く中で、自然と関わりを作ってくれるようなカウンセラー、そして関わりの中で話しているうちに、話が深まっていくようなそんなカウンセラーであってくれたらいいなあと思います。

 

わたし自身もそんなカウンセラーになれるように精進しますです。

 

 

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