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前回の記事の続きで、リラックス反応を引き出す方法を4つお伝えしたいと思います。

 

今回は[その一]です。

 

休息・睡眠、栄養、運動

 

生理的な部分でのアプローチです。

どれも基本的には体にいいことをするという方法です。

 

大事なのは自分がストレス状態にあることに気づくことであって、自分にいたわりの気持ちをもってあげることです。その自覚があって、はじめて、自分のストレス状態に対する対処ができるのですから。

 

体にいいことをする

 

<休息・睡眠>

ストレス反応を起こしているときは、多くは、心身共に疲労していることが多いです。休息・睡眠をいつもより多くとることをぜひ自分に対して許可してあげてください。あなたは決して怠けているわけではありません。一生懸命頑張っているのです。ところが自分に許可してあげられないと、どんなに知識として持っていても実行することができません。

 

<栄養>

栄養は、食事と関わってきますが、周知のようにいつも簡易食品では、それだけでも体の調子が悪くなってしまいます。特にストレスに押されて心身が疲弊しているときはなおさらです。少し値が張ってもおいしいもの、自分の好きなもの、栄養のあるものを食べましょう。

 

おいしいものを食べると、満足感と共に幸福感を感じるのはわたしだけではないでしょう。しかしその満足感や幸福感がまさにリラックス効果ということになるのです。外食するとしたら栄養のバランスを考えて、定食やセットメニューを頼んでみてはどうでしょうか。ちょっと贅沢をすることを自分に対して許可してあげてください。

 

<運動>

運動はストレス解消法として知られていますよね。

しかしわかっていても、そのために自分に時間をとってあげないと結局できずじまいで終わってしまうものです。ぜひ、この日は、この時間は、運動と決めてやってみてはいかがでしょうか。短い時間20~30分で構いませんので毎日続けることがコツです。ストレス反応は、精神的な要因が大きいと思いますが、体を動かすことによって、心身共にリフレッシュされます。またそれを続けていくことで体力がアップすると、ストレス解消だけでなく、ストレス耐性もアップするのです。

 

ストレス反応は、精神的なものですが、体にいいことをして体を整えてあげることで、ストレスへの対処(ストレス解消)だけでなく、ストレスに強くなることができます。ストレスへの対処、ストレスコーピングは、予防の意味も持っているのです。

 

特に運動はおすすめ

 

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わたし個人としては、運動をして体力アップを狙いたいところですが、長年うつとして精神科に受診してきた中で、うつ自体はよくなったのですが、筋肉に負荷がかかると、すぐ動悸・息切れ・過呼吸などの症状が出てきてダウンしてしまうようになってしまいました。従ってもう20年近く運動することができない状態が続いています。

 

しかしわたしは高校時代、校舎の周りを毎日ジョギングしていたのです。対人恐怖と劣等感を走ることで解消しようとしていたのだと思います。実際体力に余裕ができると、気持ちにも余裕ができます。PTSD(うつ)発症前まだわたしにはエネルギーがありました。

 

このような症状は、一般的なうつ病にはないものですが、いろいろ調べても原因がわからないので、やはり、なんらかの形でうつが影響しているのだろうと医師からは言われています。トラウマサバイバーですから、単なるうつ病とは違いますから、一筋縄ではいかないようです、というか、やっぱ一生ものかなと思っております。

 

しかし運動が大丈夫なあなたには、ぜひ生活の中に運動を取り入れていただければと思います。というのも、運動していると体力アップに加え、食事にも気を遣うようになるし、睡眠状態もよくなるからです。

 

ストレスを解消させるリラックス反応の引き出し方〔その二〕を読む

 

 

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