今日は、リラックス反応を引き出す方法のその二になります。
快適な活動をする
いわゆる楽しいことをする、好きなことをするということです。
そういう時って、普段の日常生活の自分から解放されて、リフレッシュされますよね。
好きなこと・楽しいことをやる
ひとりカラオケに行く人もいますが、あれはきっと、ひとりででも歌うことでリラックスし、リフレッシュできると無意識にわかっているからではないでしょうか。だから寂しいとかそういうことではなくて、自分でうまくバランスをとっているのだと思います。
プラモデルを作る人もいれば、ペットと戯れる人もいます。もちろん、ハイキングをしたり、海にいったりするのも、いいですよね。そうして癒されて帰ってきたというのは、今回の文脈でいえば、リラックス反応を得て、帰ってきたということではないかと思います。
わたしの場合は中学生のころから現在まで演劇を趣味でやっています。芝居の稽古をしている時だけは、他の雑念を捨てて集中できるのです。声を出したり、他の仲間の前で役を演じたりするのはとても楽しく、普段になくテンション上がります。わたしにとっての人生のオアシスとでもいえるものが演劇なのです。
少しオーバーな表現かもしれませんが、きっとあなたの中にもそういうものがあると思います。いろいろ制約はあるでしょうが、自分の欲望に忠実に、自分のために楽しいことを追求してあげてくださいね。
自分の欲望に忠実に
トラウマサバイバーは、いろいろな症状を持っているし、基本対人関係障害ですので、好きなこと・楽しいことを見つけづらいかもしれません。またそもそも自分のやりたいこと・楽しいことを抑圧してきて、何がやりたいのかわからないという人もいます。しかしもしやってみたいと思うことがあれば、ぜひ臆せずチャレンジしてください。できれば人と関わる活動だと更にいいですよね。社会人の同好会やサークルなども流行っています。
例えばこれ ⇒ 社会人サークルナビ
もし楽しければ見っけものだし、それを通して、対人関係のリハビリの場を得ることにもなるのですから。アルバイトやボランティアで対人関係の練習をするのもとてもいいことだとはおもいますが、楽しいことをやりながら仲間として付き合っていく中でリハビリをしていくというのもとてもいいことだと思います。
わたしは演劇は、第一に楽しいから、そして、人間関係のリハビリだと思ってやっています。人間関係は難しいですが、でも楽しいことならば、やめたくないので結構頑張れます。
わたしにとっては、演劇は、リラックスできる楽しい場であるとともに、トラウマサバイブの生き残りのための場でもありました。ただトラウマの思いだけに囚われてサバイブしていくにはあまりにも過酷なのではないでしょうか。トラウマを生き抜くためにも、ぜひあなたも楽しいことに、欲望に忠実になることをお勧めします。
今日は、リラックス反応を引き出す方法のその二として、快適な活動をする、ということでご紹介しました。
⇒ストレスを軽減させるリラックス反応の引き出し方〔その三〕を読む