自己肯定感の低さの原因は、ほとんどの場合、親からの虐待や偏ったしつけ、過酷ないじめなどのトラウマ体験です。
人は大切な人や周りの人から存在をないがしろにされ続けると、自分の存在を自らないがしろにするようになってしまいます。
自己肯定感の低さの本質は、自分の存在を大切にできなくなってしまうところにあります。
別の言い方をすれば、自分の存在を自ら否定し、蔑視するようになってしまうのです。
そのことは、成人してからもずっと生きづらくさせ、人間関係の悩み、心の傷、神経症等をもたらします。
そもそも自己肯定感とはどういったものでしょうか?
自己肯定感があると、自分自身を無条件にあっていいと思えます。
あなたが全く役に立たなくて何にもできなかったとしても何も持っていなくても、それでも、そんな自分自身がこの世の中に存在していていいと思えるのです。
「肯定」と混同されやすい異なる言葉に「評価」があります。
評価とは、周りの人もしくは自分自身の存在を「条件付きで」認めることです。
裏を返せば、何らかの条件を満たしていないと、「その人(その物)の存在を認めない」ことになります。
しかし評価の条件は場面や状況、人によっても様々ですので、何か(誰か)の評価自体はころころ変わるものです。
人の評価に依存して自分を認めていると、それに振り回されることになります。いつも条件からの脱落の不安と恐れとが付きまとうのです。
それに対し自己肯定感があると、あなたは自分自身の存在を<何の評価もせずに>認められるのです。というのもそもそもあなた自身の存在は評価や比較の対象ではなく、ただただ無条件に肯定されるべきものとしてあるからです。
自分自身の存在の無条件性に気づき、なんら評価せずに自分を肯定できて、はじめてあなたは安心できるし、安定するでしょう。
自己肯定感を持てるようになるためにはどうしたらいいの?
今と過去を行き来しながら、いままで大切にされなかったがゆえに意識の奥に抑え込んできたあなた自身の「感情や気持ち」を言葉にしていきましょう。
なぜなら「感情や気持ち」こそは、評価や比較の対象とはなりえないあなたの中にある無条件な存在そのものだからです。
自分の中に抑えられていた感情・気持ちを言語化し明確にしていくことで、あなたは自分自身の存在の無条件性を受け入れやすくなります。あなたは少しずつ、あなた自身の存在を<どんな自分であれ><何の評価もせずに>認められるようになっていきます。あなたはあなた自身を本当に大切にすることができるようになっていくのです。
感情の言語化こそが、あなたの自己肯定感を育てることになるのです。
自己肯定感を育てるための最良の方法はカウンセリング
抑え込んできた自分の感情・気持ちを言葉にしていく作業を一人でやるのは難しいです。
もしあなたが、いままで自分の「感情・気持ち」=「したい」を家族や周りの人から大事にしてもらえず、「ルール・教え」=「ねばらない」ばかりを教え込まされてきたとしたら、自分の本当に「したい」がどこにあるのかさえわからないかもしれません。
それは無理もないことです。「したい」を抑えて「ねばならない」に従うようにする習慣を身につけてしまってきたのだから。
あなたが自分の「したい」=「感情・気持ち」に気づき、それを尊重し大切に扱えるようになるお手伝いするのがカウンセリングです。
カウンセリングが効果があるのは、カウンセラーが、あなたの話の聴き役を通して、あなたの鏡になることができるからです。
あなたの「感情・気持ち」の動きを映し出す鏡です。
あなたはその鏡を通して、「そのままの自分」を知り(「感情・気持ち」に気づき)、自分の存在を尊重し、大切にすることができるようになっていくのです。
これにともなって人間関係の悩み・心の傷・神経症は解消・改善していきます。
西新宿カウンセリングは、安全で暖かな人間関係(コミュニケーション)を通して、自己肯定感がもてるようになり、あなたがもっと楽にあなたらしく生きることができるようお手伝いをするカウンセリングサービスです。
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限りある短い人生の中で、あなたはいつまで「自分いじめ(自己否定・自己蔑視)」に身を削っているのでしょうか?あなたが一日でも早く自分自身のことを本当に大切にできるようになり、自分らしい人生を送れるように一歩を踏み出されることを願っています。
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